2023年4月1日より、さいたまヨーロッパ野菜研究会の事務局を下記に移転いたしました。
今後もさらに、楽しく美味しいヨーロッパ野菜を提案してまいります。
新事務局
〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町1丁目5−15 ECCOLA内
e-mail fukudasmec@gmail.com (事務局 福田)
事務局電話番号は非公開のため、ご購入のお問い合わせはサイト一番下のご購入先に直接お問い合わせください。
取材、その他のお問い合わせはメールでお問い合わせをお願い致します。
2023年2月5日に開催された「第7回 さいたま市長杯 さいたまヨーロッパ野菜料理コンテスト」の最終審査会において、各賞の受賞者が決定しました!
【プロ 洋食部門】
市長賞(最優秀賞) 荒井 則行様(SACULA DINER)
優秀賞 海老名 光希様(日光金谷ホテル)
敢闘賞 羽鳥 雅晴様(オステリア アズーリ カーサ)
敢闘賞 廣嶋 優樹様(cafe-dining-529)
【プロ フリースタイル部門】
市長賞(最優秀賞) 山岸絵美子様(MONICA)
優秀賞 長島 孝之様(清水園 和食)
敢闘賞 伊藤 大介様(煉 大宮店)
敢闘賞 黒沢 学様(本格手打 わへいそば)
【プロ スイーツ部門】
市長賞(最優秀賞) 赤羽根 涼花様(SACULA DINER)
優秀賞 阿佐美 侑花様(清水園)
敢闘賞 梅原 一紗様(キャメロットヒルズ)
敢闘賞 砂永 裕二様(cafe&dining PORTO)
【学校給食部門】
市長賞(最優秀賞) 山口 哲生様(さいたま市立与野西北小学校)
優秀賞 原田 真由美様(さいたま市立善前小学校)
敢闘賞 村上 絵美様(さいたま市立城南小学校)
敢闘賞 萩野 雄二様(さいたま市立東宮下小学校)
【一般(アマチュア)部門】
市長賞(最優秀賞) 田中 雅代様
敢闘賞(ネスレ賞) 道祖土 進様
敢闘賞(リケン賞) 君塚 明子様
敢闘賞(味の素賞) 藤井 友理様
敢闘賞(キユーピー賞) 渕元 優佳様
埼玉県さいたま市を中心に、地域内の若手農家・レストラン・食材卸・種苗会社・スーパー・食品メーカー・行政などが連携して、市内産ヨーロッパ野菜の栽培・普及をめざしています。
さいたま市は「トマト」「チーズ」「パスタ」の1人あたり消費額が日本トップクラスで、イタリアン・フレンチだけでも、市内に200軒以上のレストランがあります。
さいたまのイタリアン・フレンチの特徴は、野菜をたっぷり使ったヘルシーなメニューが多いこと。レストランから畑の距離が近いさいたま市では、新鮮な市内産野菜が手に入りやすいというメリットもあります。
そんなさいたま市で、若手農家がヨーロッパの野菜を栽培し、レストラン向けに流通して地産地消を目指しているのが、
「さいたまヨーロッパ野菜研究会」(ヨロ研)です。
「イタリアやフランスには、日本では栽培されていない美味しい野菜がたくさんある。本場の野菜を使いたいのに、なかなか手に入れることができない…」
さいたまのイタリアン・フレンチのシェフたちはこんな悩みを抱えていました。ヨーロッパの野菜は高温多湿に弱く、日本の気候ではうまく育ちません。また、作ったとしても知名度が低く簡単に売れないため、日本でヨーロッパの野菜を作る農家はごくわずかしかありませんでした。
「さいたまでヨーロッパの野菜が作れないだろうか」 こんなシェフの要望から、2013年春に「さいたまヨーロッパ野菜研究会」がスタート。
栽培の難しいヨーロッパ野菜を日本向けに品種改良して、さいたま市内で栽培してレストランに供給する。市内レストランで「オールさいたま産」のヨーロッパ野菜を楽しんでいただくことが目標です。
さいたま市内の若手農家グループ、地元シェフ、種苗会社のトキタ種苗㈱、食料品卸などが協力して、ヨーロッパ野菜の地産地消に取り組みはじめました。
栽培1年目、2年目は苦労の連続です。イタリアと違い、高温多湿で台風もある日本。国内での栽培ノウハウも少ないため、手探りでの栽培が続きます。
1年目に収穫できた野菜はほんのわずか。ようやく出来た野菜も、最初はなかなか食べ方を分かってもらえずに売れ残ってしまいました。
それでも若手農家メンバーがヨーロッパ野菜を作り続けた理由は、実際に野菜を使ってくれたシェフ達が「美味しい! 本場の料理が再現できた!」と喜んでくれたこと、そして、「上手に作れなくて悔しい、もっと質の良いヨーロッパ野菜を作りたい!」という向上心からでした。
若手農家たちはお互いに栽培のノウハウを情報交換し、年々野菜の品質は上がり、収穫量も増えていきました。また、「ヨロ研野菜」を気に入ってくれるシェフが増えて、取り扱いレストランも1200軒を超えました。
現在は13軒の農家が年間約70種類のヨーロッパ野菜、レストラン用野菜を出荷しています。
さいたま市内の小中学校では、ヨーロッパ野菜を使った給食が大人気。地元スーパーには色鮮やかな野菜が並び、小学校の社会科副読本にも「ヨーロッパ野菜」が登場します。
毎年1月には「さいたま市長杯 さいたまヨーロッパ野菜料理コンテスト」が開催され、県内の若手シェフ達の登竜門となっています。
シェフと若手農家の新たな挑戦が、さいたまのイメージを変えつつあります。
ヨーロッパ野菜の地産地消を通して、郷土愛を醸成する
豊かで持続可能な、新しい食文化を創りだす
・20年後も続けられる地域食産業のスタイルを確立する
・さいたまヨーロッパ野菜を、全国に認知される地域ブランドに
・子供たちが将来、郷土を誇れる食文化を作る
外食アワード2016 特別賞受賞
平成28年度 地産地消優良活動表彰 農林水産省食料産業局長賞受賞
イノベーションネットアワード2017 全国イノベーション推進機関会長賞受賞
マイナビ農業アワード2019 優秀賞受賞